・食と地域の交流促進対策交付金事業 |
第4回あしがくぼ交流調査隊
2012年7月29日(日)
■事業趣旨:
@芦ヶ久保地区の特産品であるプラムの規格外品の活用に向けた専門家の観点から意見交換を行う。現状、80グラム以下のプラムは規格外とされ、そのまま廃棄されている状況。特にプラムは天候に左右されやすく、規格外のものが多い年が続くこともある。その解消としても栄養価やその効用なども教えて頂き、効果的な加工方法や坂戸市にある女子栄養大学の教授と学生に参加していただく。
■実施日時 : 7月29日(日)13:00〜14:00 果樹公園村にてプラム狩り体験 14:10〜15:45 試作品の検討・意見交換会
■参加人数 : 女子栄養大学准教授1名 学生13名 |
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果樹園に到着! |
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早速プラム狩りを体験 |
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試食 おいし〜い!! |
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活性化センターにて意見交換会 |
■交流会での全般的な感想
・プラムが予想以上に美味しかった。甘くて、いくつでも食べられる。
・プラム園からの景色も綺麗で良かった。埼玉にこんな場所があるとは知らなかった。
・初めてのプラム狩りだったが、貴重な体験ができた。
・80グラム以下の規格外として捨てるにはもったいない。それくらい美味しい。
甘味がある。
・脚立に上ってのプラム狩りは楽しかった。また友達と来たい。
・都心から近く、珍しいプラム狩り体験ができるのは良いと思う。
■ロス材の活用について
・プラムと掛け合わせた商品、加工した商品
@パン.....プラムを乾燥させたものをそのまま入れる(栄養価も高い)
Aパイ・タルト......プラムを蜜煮してトッピング
Bクッキー.....プラムジャムとして合わせる
Cアイス.....1)ソフトクリームにジャムとしてトッピングする
2)大きく又は小さく刻んでアイスに乗せる
Dかき氷.....シロップにする
E飴.....杏飴のようにしてみる
F紅茶.....プラムをドライフルーツにして紅茶に入れる
Gジュース.....カルピスのようにして、水やソーダと割るようにしてみる
Hスムージー.....ほうれん草、さつまいもの葉、ヨーグルト、氷、水でミキサーする
※スムージーについて
近年、スムージーは話題になっているので、このタイミングで売り出せば人気がでるのではないか。
スムージーであれば芦ヶ久保で収穫できるイチゴやりんごもその対象とできるので、年間を通してそのシーズン、そのシーズンでベストなものを販売していけばヒットするのではないかと考える。
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第3回あしがくぼ交流調査隊
2012年2月5日(日)
■実施趣旨:
専門家をお招きし、造園学的な観点から、地元住民及び観光客にとって心地よい自然風景地、景観整備に向けた助言をいただく。また、若い学生の視点から、観光客が地域内を散策する際に心地よい景観整備に向けた意見交換を行う。
■実施日時 : 2012年2月5日(日)
13:00〜15:00 「彩りの樹の森作り事業」対象地域の視察
15:00〜16:00 意見交換会(横瀬町活性化センターにて)
■参加人員 : 東京農業大学教授1名、 学生6名
■あしがくぼ地区地域住民及び観光客にとっての、心地よい景観整備並びに保護に向けて、気付いたこと、ご意見をお聞かせください。
<景観について>
・山の上から駅方向を見下ろすと景観が素晴らしい。見通しの良い景観作りをすれば、観光客の興味が引ける。
・駅と民家を挟むように山があり、景観、地形がよいと思った。
・駅や道の駅からは風景が広がっていて、大変心地よい。
・山のカーブの前方にある杉林を伐採または、間伐し、駅正面の階段や斜面、コンクリート面の形をデザインしたり、植栽・花により模様を創ると良い。
・今回登った山は、しっかりと遊歩道や長い階段を作ったほうが良い。
・花や紅葉樹を部分的に入れて、彩りがあるといい。
・駅からの正面の斜面に一番目が行くので、果樹、茶畑、針葉樹の組み合わせを利用した開放的な空間になれば良い。
<ルートについて>
・ツル性の植物が目立ち、景観が暗い。道路面付近で整備が必要。
・駅や道の駅から見えるように、山頂や中腹に展望台があると良い。
・マスコットキャラクターを活用したほうがいい。
・散策路コースとそのガイドマップがあると良い。
・駅から「道の駅」までのルートが分かりづらい。
・街並みよいと思う。
・鳥のついた看板が特徴的なので、今回歩いた出入り口(白鬚神社付近)にも設置したほうが良い。
・冬の時期の目玉があるとよい。棚田の跡地などにはロウバイが適しているので、いいのでは。
・道の駅から果樹公園を巡る臨時バスがあると良い。自家用車。鉄道の方も利用ができてよい。
<コンテンツ>
・山車は観光客には大変目に付くものだと思う。
<ガイドについて>
・とてもあたたかい人が多いので、交流が図れる体制ができたら良い。
■芦ヶ久保地域の景観・サービスについてのご意見、ご感想があればご自由にお聞かせください。
・普通の住宅の玉石を使った石垣のようなものが、この地域には多く独特の景観だと思った。他の法面工にも適用すると綺麗な景観になると思う。
・とても景観、地形がいいのでポテンシャルは高い。
・山の景色は壮大でした。道の駅は大変賑わっている。
・写真撮影ポイントがあると良い。
・とてもよいところだと思った。また、来たいです。
・まだ、始めたばかりなので、難しいですが、今回歩いた山道の歩道整備を付近の小学校などの教育機関と協力して行い、地域住民や若い世代に興味や問題意識を持ってもらう取り組みができたら良い。
・イチゴ「やプラムなど食の魅力があるので、それを行事、イベントに活かせるのではないか。
■意見交換会の場にて出た意見。
・景観は、眺望と足元の2種類ある。上に登っていただくか、足元の整備も
必要。ツツジなど植えるのが良い。
・藤は残したほうが良い。
・桜を植えるにあたり、品種を考える。山桜は寿命が長くよいのでは。
・景観上、青色(屋根・ネットなど)は自然になじまない。
・地域の方々との交流、語らいが大切、ガイドの育成が必要。
・祠や屋号を説明するガイドあると面白い。
・ピクニックとして、農林カフェなどあると面白い。
・地域住民のための景観整備を行えば観光客が後からついてくる。
・ポテンシャルが高い地域なので、人の顔が見える組織作りが必要。それには、行政、農家さん、民間企業の連携が必要。 |
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出発前のミーティング |
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残雪の対象地を視察 |
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随分荒れているナー |
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対象地に隣接した場所も視察 |
第2回あしがくぼ交流調査隊
2011年11月20日(日)
■事業趣旨:
地元住民が考える短時間ハイキングルートを実際に体験していただき、観光客の視点から意見交換を
行う。(道の危険度、難易度、マップ・ガイド・案内の必要性、見たいポイントなど)併せて、2009年3月に統廃合となった芦ヶ久保小学校をみていただき、利活用案についても自由な観点からの意見をいただく。
■実施日時 : 2011年11月20日(日) 13:00〜15:00 芦ヶ久保地域内ハイキング(3コース) 15:00〜16:30 意見交換会(芦ヶ久保小学校跡にて) ■参加人数 : 学生8名、教授クラス2名、JTB関東2名 |
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3班に別れミーティング |
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いざ出発!! |
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芦ヶ久保大観音(1時間コース) |
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フルーツガーデン(1時間コース) |
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日向山に向かう(2時間コース) |
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銀杏も色づき |
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途中でリンゴ狩りを体験 |
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ビューポイントから奥秩父を望む |
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山里の秋を満喫 |
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閉校した旧芦小校庭で |
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教室でミーティングを行い |
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委員長から御礼の挨拶 |
■各資源の感想
@資源箇所「源寿院芦ヶ久保大観音」 ・南側の山々(二子山、武甲山等)の眺望が素晴らしい。 ・眺めが良く、登った甲斐があった。 ・自然を感じ、景色も良く、非常に気持ち良く過ごせる。 ・絶景、但し上がるまでの坂道の傾斜がかなりきつい。
A資源箇所「大観音からの山道」
・柵も無く、大変危険だった。
B資源箇所「あしがくぼフルーツガーデン」
・地元の方と交流ができ、楽しむことが出来る。
・休むにはピッタリな場所。軽食もあるので良い。
・手作りまんじゅうは素朴な味わい。軽く食事も出来る。
・地元のお母さんたちの笑顔が良い。
C資源箇所「神移山茂林寺」
・中がもう少し見えると良い。 ・案内板等が無いと分かりにくかった。
・非日常な雰囲気が出ており良い。但し場所がわかりにくい。
・説明が無ければ通り過ぎてしまう。
・船乗り観音は珍しいので、何か伝説などを交えてPRすると良いと思う。
・もう少し由来や意味などの案内があると面白いと思う。
・白鬚神社に気をとられていると見過ごしてしまいそう。
・折角珍しい観音様なので、その説明があると良い。
・PRによっては多くの方の目に留まるのではないかと感じた。
・珍しい観音様。航海の神様など、解説があると良い。
D資源箇所「白鬚神社」
・茂林寺に近いため、セットで宣伝が欲しい。
・階段が急なので、両サイドに手すりがあると良いのでは。
・獅子舞を見てみたい。
・8月に県指定の無形民俗文化財の獅子舞があるが、普段から何かがあると良い。
・獅子舞の祭り以外の日も盛り上げられる何かがあれば良い。
・歴史的な説明に関するプレートなどがあるとなお良いと思う。
E資源箇所「あしがくぼ渓谷国際鱒釣り場」
・芦ヶ久保ならではの自然の豊かさ、水のキレイさを実感しました。 ・隠れた名所という雰囲気で、川と紅葉のコントラストが美しかった。 ・景色が良い。釣れた魚はその場で調理して頂けるサービスは嬉しい。 ・シーズン末期のせいか、人が少なくゆったりとした感じが寛げる。釣場の食堂でシカメンチ、イノシシ肉 が食べられることはポイントだと思う。
・隠れた名所という雰囲気で、川と紅葉のコントラストが美しかった。 ・景色が良い。釣れた魚はその場で調理して頂けるサービスは嬉しい。 ・シーズン末期のせいか、人が少なくゆったりとした感じが寛げる。釣場の食堂でシカメンチ、イノシシ肉 が食べられることはポイントだと思う。
F資源箇所「赤谷七社(あかやななやしろ)」 ・急勾配に立地している様が面白そうだが、実際に登れる感じが無い。 ・時期によって景観の良い日、悪い日がありそうだと感じた。 ・遠目からでも歴史を感じさせる独特な雰囲気があった。 ・折角なら社まで登ってみたかった。
G資源箇所「赤岩さん(副委員長)宅」 ・地元の方からしか聞けない大変貴重なお話をいただけて楽しかった。 ・オープンガーデンが素晴らしかった。植物が好きな人から見ると興味をそそられるものが多々あった。 ・家族の温かさを感じたひとときでした。畑で取れた野菜も美味しかったです。 ・オープンガーデンとして、トレッキング客が少し休む場所として、おもてなしがしょうど良い。帰りにいただいた「ゆず」にも感激した。奥様がくださったお茶うけも嬉しい。
H資源箇所「23ビューポイント」 ・里山の風景が素晴らしい。春は花見も良さそう。武甲山の眺めがGood! ・非常に良い景観で非日常を味わえた。 ・もっと景観案内板があると良い。 ・景観の写真と共に山の名前を説明したり、武甲山が芦ヶ久保の方にとってどのような存在なのか説明があったりすると楽しいと思う。
I資源箇所「29ビューポイント」 ・道の駅からも見えるポイントなので、もう少し目立つと良い。 ・武甲山の眺めがとても良い。午前中だとより良い。
J資源箇所「農村公園」 ・道路に看板などの告知が必要。駐車場の整備も必要。公園からの帰りの林道が気持ち良い。
K資源箇所「竹林」 ・ゴールデンウィークにはタケノコ掘り体験ができたら良い。
L資源箇所「芦ヶ久保小学校跡」 ・レトロで懐かしい。非常にそそられます。 ・時間が止まった空間に感じました。 ・ぜひ文化遺産として残して欲しい。ロケに最高。時間が止まったみたい。
■芦ヶ久保地域の景観サービスについてのご意見、ご感想があればご自由にお聞かせください。
(参加した学生さんたちに聞きました) ・オープンガーデンが気になった。オープンガーデンの整備と、小学校の跡地利用がうまくマネージメントできると、無理の少ない観光地ができる様に感じた。森林が7割とのことなので、山にまつわる体験ワークショップ(山の伝承資源化)を大事に展開することで、独自性のある地域資源の有効活用の可能性が広がると思う。
・ハイカー同士の交流の場を作ると良いと思う。 ・「オーナー」までとは言わず、若者を対象にリゾートバイトの募集をすれば、ある程度ニーズがあるように思う。 ・釣り場での川釣りにもう少し気軽さが欲しい。 ・道の駅でももう少しわかりやすい観光案内があると良いと思う。 ・ハイキングにしては案内図が少ない印象をうけました。 ・芦ヶ久保の景観はものすごく良い印象で、大自然を満喫できました。
・私は道の駅を見て、とても賑わっていたことに驚きました。たとえ2時間山を登っていただかなくても、このお客様に少しでも国道299号を渡って果樹公園側に来ていただくことが大切だと思いました。少し足を伸ばして、おまんじゅうを食べていただき、そこでの交流がきっかけとなって、芦ヶ久保を知ってもらいたいと思いました。芦ヶ久保の温かさ、遊ぶ場所、自然の多さといった魅力がここにはあると思いました。
・1.5時間コースのハイキングに参加して、芦ヶ久保の豊かな自然を満喫しました。全体の意見として「危険」というキーワードが出てきましたが、それも含めて観光資源だと思います。ただ、道路の横断など排除すべき危険への対応と、「残すべき危険」との線引きが重要だと思います。
・オープンガーデンや農村カフェ、とても良いと思います。・ ・人と人のつながりを作れたり、リピーター確保につながるというメリットなど魅力的です。ただ、現時点ではあまりハイキング目的の若者を見なかったので、若者を引き付ける何かがあるといいかと思います。 ・道の駅から、資源箇所や内容が分かればその場所に興味が沸くのではないでしょうか。 ・景色、果樹公園が素晴らしいと感じました。
・都心から近くでこれだけの自然景観が整っている点は魅力です。中生(なかて)のプラムなどはブランド化できそうな産品もありますし、手軽な農業体験が出来る場としていいと思います。 芦ヶ久保小学校は本当に特別な魅力があります。何とかしたいです。
・同じ埼玉県に住む者として、こんなにも自然豊かな町があることに驚きました。川のせせらぎや、紅葉、枯れ葉が風に舞う様は忘れられません。また、すれ違う人全員と挨拶を交わす姿は他の町にもあると思います。 ・ガイドしていただいたおかげで、ただ歩くだけでは素通りしてしまう7ポイント魅力を知ることが出来ました。お散歩マップのようなものがあると良いと思います。
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第1回あしがくぼ交流調査隊
2011年9月11日(日)
■事業趣旨 :
@ぶどうが残った時の対応として、生のままでの良い頂き方や栄養素について専門家の観点から意見交 換を行う。現状、生食で加工すると香りが無くなってしまうことが難点。
A紅茶の美味しい淹れ方(栄養素、効用を知る)、お茶との比較、粉末にした加工品の活かし方について同 様の意見交換を行う。現在は粉末にして、県内産小麦(薄力粉)と紅茶パウダーでフィナンシェにして道の 駅で販売中。紅茶の粉末は風味が残るため、粉末での加工品を今後進めたい。
■ 実施日時 : 9月11日(日) 13:00〜14:00 果樹公園村にてブドウ狩り体験
14:00〜14:45 お茶加工場見学
15:00〜16:00 紅茶試飲、意見交換会(道の駅にて)
■ 参加人員 : 女子栄養大学准教授1名、学生6名 |
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ぶどう棚の下で園主から説明を受け |
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参加者全員園内に |
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おいしいぶどうを食べて |
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全員集合!! |
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製茶工場で |
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説明に耳を傾け |
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道の駅で紅茶を試飲 |
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意見交換 |
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■交流会での全般的な感想
・ぶどう狩りでは、景色がとても綺麗で、ぶどうもとても美味しかった。 ・自然が綺麗。空気が澄んでいて、ぶどうもとても美味しかった。 ・初めてのぶどう狩りだったが、とても美味しく、貴重な体験ができた。 ・川がとても綺麗。紅葉の時期に来てみたい。 ・ぶどう棚が意外に低いと思った。 ・今度は川でBBQや釣りを楽しんでみたい。
・都心からこんな近くで体験できるのは便利。
■ロス材の活用について
・ぶどう以外にも多種のくだものが収穫できるので、ジャムやソースに加工すると良い。
加工したソースやジャムの活用方法としては、シュークリーム、ケーキ(チーズケーキ)、
アイスクリーム、ヨーグルトなど
・ぶどうの加工品としては、ゼリー、シャーベット、果実酒、ソフトクリーム、ぶどう大福、 クッキー、マーマレード ・素材そのものを保存→楽しむために、少し煮たものを瓶に保存したり、冷凍させて そのままカキ氷に ・道の駅で販売するにあたり、視覚的にも楽しめる対策として「生絞りジュース」は面白い。
■紅茶について ・若い人は、紅茶を単品では飲まない。フレーバーティー、ブレンドティーで楽しむ 傾向がある。季節ごとに収穫できる果物と合わせると良い。 ・ペットボトルで商品化できると良い ・道の駅で試飲が出来て、お土産になっていると良い。そのパッケージは、缶よりもTパックが望ましい ・紅茶葉だけの販売であると高価になるため、ターゲットは中高年になるのでは。 ・「カフェインが血行をよくする」など、紅茶の体への効力を発信すると良い。 ・紅茶葉を煮て、粉末にして料理に活用してみてはどうか。
■その他 ・芦ヶ久保でも収穫できる「ヨモギ」はビタミンC・食物繊維が豊富でほうれん草の約10倍。 ・お持ち帰り用の果物や加工品のパッケージのデザインは重要。統一感があるとベター。
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